2011年入職 田宮病院 精神科救急病棟所属看護師 古澤 久美子
もともと、看護学生のときから精神科に興味がありました。ただ、学校の先生から「まずは様々な医療分野を見て、それから判断してもいいのでは」というアドバイスをいただいて。卒業後は一般の病院で内科・救急・外科・整形外科・小児科など経験させていただきました。
そのうえで、それでもやっぱり精神科をやりたいなという気持ちがあって。田宮病院は新潟県内でも歴史がある病院です。地域にも密着していて、長岡で精神科といえば田宮病院。それに私は生まれも育ちも長岡です。ほぼ一択でしたね(笑)。面接のときから和気あいあいとしていましたが、実際入職してみるとスタッフの感じもすごく良くて、ウエルカムなムードが印象的でした。
私が担当しているのはスーパー救急です。精神科の急性期の方が来る病棟で、新潟県内に2つしかありません。聞き慣れないかもしれませんが、スーパー救急の「スーパー」は「スーパーマーケット」のスーパーと同じくらいの意味で考えてもらえれば良いと思います。「何でも救急」みたいなイメージで。精神を患った方を受け入れる救急病棟ですね。
私たちが看ているのは入院から退院「後」までで、退院がゴールではありません。退院できたとしても、入院前と同じような環境で暮らしていたらまた苦しくなってしまいますので、退院後の生活環境を整えることが大切です。「この人が生きていくためにはどうしたらいいのか」。ご家族と一緒に考えていきます。
私は子育て中で3歳の子どもがいます。自分のなかでは、子育て中は夜勤をできないなと思っていたんです。夫も仕事をしているし。悩んで上司に相談してみたら、まずは一回でもいいから夜勤やってみたら、って。心配だったんですが、やってみたら案外大丈夫(笑)。で3回に増やしてみようかな、って増やしても全然大丈夫。それでどんどん夜勤を増やして、子育て前とあまり変わらない働き方ができるようになりました。
子どもの急な発熱でお休みをもらうこともありますが、スタッフもみんな「お互い様だから」と温かく見守ってくれます。温かく優しい職場に出会えて感謝です!