2020年入職 訪問看護ステーションみつごうや所属
私は岩手から、夫の仕事の関係で、夫婦で新潟にやってきました。岩手では病院勤務を3年くらい経験しています。訪問看護は長岡に来てからが初めてですが、実は大学時代からやってみたかった仕事だったんです。
当時、訪問看護の実習があり、すごく感動した記憶があって。病院での患者さんと、在宅で過ごす患者さんの表情って、全然違うんですよ。患者さんが自宅で自分らしい生活をする。そこに赴いて医療のお手伝いをすることが自分には合っているなと。ただ在宅は病院と違って、こちらが完全にアウェイです。最初はかなりドキドキでしたが、先輩に同行するところから始めて、独り立ちできるまでしっかりとサポートしていただけたので、だんだん慣れていきました。
慣れてくると、訪問看護は思い描いていたイメージとそんなに違いはありませんでしたね。実習で感じていたものそのままでした。ただ、制度や仕組み、細かいところはここに来て知りました。現場は時間にシビアです。看護が1時間と決まっている人、30分と決まっている人、1時間30分と決まっている人。それぞれ過ぎたら超過料金が発生します。それに時間が押すと、次の患者さんにも迷惑をかけます。だからなるべく時間内に収める。効率よく回ることが大事なんだなと気づかされました。
長岡だと冬はドカ雪で動けないこともあります。でもお客様も理解してくださって、「無理しなくていいから」って言ってくださいます。そう言っていただけるような日々の信頼関係が大切なんだなと思いました。
私が勤めている「みつごうや」のステーションは、新潟県内でも有数の規模です。精神科チームと一般チーム、リハビリチームと揃っていて、私は一般チームに所属しています。先輩がたくさんいらっしゃるので「日々勉強」という感じですね。一般の病院では、看護師が患者さんと直接関われるのは退院するまでです。次々と新しい患者さんもみえられます。でも、在宅看護は患者さんとのお付き合いも長くなります。
一人ひとりが責任感をもって利用者さんに関わって、チームで診ていこうという意識をみんなが持っています。私も訪問看護師として技術はもちろんですが、もっともっと知識と経験を積んで成長していきたいですね。